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まさかの「機内アナウンス!」 成田も羽田も閉鎖中のため・・・・・。

こんばんは。”おでん”です。

「天災は忘れたころにやってくる・・・」 この日の出来事はまさに想定外でした!

こんなハプニングはそうそう無いことなので、時系列で振り返ってみます。
皆様にも何かの際に心の準備として役立つかもしれませんよ??

3月11日 AM9:00

予定通り「ねもとトラベル」で手配した専用車で空港へ出発。
”おでん”はトランスファーの手配はかならず「ねもと」と決めてます。
なぜって、車が新しい。ドライバーがフィリピンではめずらしく安全運転だから・・・。

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この日の車はトヨタハイエースワゴン12名乗りでした。ピカピカのボディーとガソリン車?と間違えそうな静かなディーゼルエンジンで、片側3車線のハイウェイを100キロで快適に走ります。道路の両側には広々した田園風景が広がります。
金曜日にもかかわらず、燃料代が高騰している影響で交通量は普段の半分だそうです。予定よりもだいぶ早く到着しそうなので、「ねもとレストラン」で昼食をとってから空港入りしました。

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チェックイン手続きの後は、お決まりのエコノミークラスラウンジ(内々では負け組みラウンジ?と呼んでいる)で時間つぶし・・・・。
ところが、今回はこのラウンジがまさに「ありがたラウンジ」に変身したのです。

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いよいよ搭乗開始。いつの間にか小さくなった機材。B-767-300にしても乗客率は60%程度と厳しい経営状況がうかがえます。
お隣の台湾のエバー航空がいまだジャンボ機なのに、GDP世界第三位の日本がなぜ?って思うのは”おでん”だけでしょうか・・・・。

そんなことを考えてるうちに気が付けば出発時刻を過ぎているのです。搭乗が遅れている乗客でもいるのかな?なんて考えていると、突然機長からのアナウンスが流れました。「ただ今入った情報によりますと、東北地方で地震が発生したため現在、成田・羽田空港とも滑走路点検のため閉鎖されております。新しい情報が入るまで乗客の皆様は機内にて待機してください。」そして待つこと30分。再度機長からのアナウンスがありました。
「現在いまだ閉鎖が続いております。乗客の皆様は手荷物を全て持って搭乗待合室でお待ち下さい。30分後に地上係員から新しい説明をいたします。」全員飛行機から下ろされてしまいました。われわれは例の負け組みラウンジで待機です。
ありがたいことに、このような事情の場合は何度出入りしても一回分の利用料金で済みました。そんなことを繰り返すこと3回。

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とうとう最終の説明で、とてつもない規模の大地震だったことが知らされました。当然われわれも携帯で日本に連絡を試みましたが全く繋がらず、悪い予感が的中した感じです。そして今日のフライトはキャンセルになり明日の午前9時に再度集合するよう案内されたのです。

このような理由でマニラ1泊を余儀なくされたのです。JAL側でも宿泊場所(ヘリテージホテル)の斡旋をしてくれましたが、このような事由の場合は実費となるためわれわれは例の「ねもとトラベル」に即電話。いつもの「パンパシフィック・ホテル」を急遽手配してもらいました。

”おでん”というよりもエバーGと「ねもとトラベル」とは長い間取引がありまして、実はエバーGのホテル手配やトランスポーテーションの手配を委託しているのです。
ここの名物経営者でもあり”おでん”にとってはフィリピンの母ともいえる”タエコ”ママは福島県の三春の出身で、当日は親戚や知人の安否が不明と嘆いていました。

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携帯が全くダメなので、ホテルの外線で電話をかけまくり、やっと家族と会社に連絡がついたのは19時を過ぎたころでした。テレビからはNHKはもちろん海外メディアのほとんどが『大地震』について放映していました。
まさか日本がこんなことになっているとは・・!
「天災は忘れたころにやってくる」教訓です。

こんな日はさすがの”おでん”もおとなしく寝ました。と思いきやこれが男の性なのか「日刊まにら新聞」をフロントで入手。広告の”エンゼルマッサージ”のスペシャルを堪能してしまったのです。間違いなく”おでん”が日本にいたら被災するでしょうね・・・・・?

長々と駄文を書かせていただきました。ごめんなさい。
最後に驚いた報告を一つ・・・・。搭乗待合室にいた時にJALよりも早く情報を得ていた人がいました。さらにその方は全員の携帯が使い物にならない時にひとりテレビ電話で日本と通話中!! ”おでん”は思い切って聞いてみました。
「なんでアナタだけ???」 その答えは”スカイプ”でした。
もちろん”スカイプ”は前から知っていましたが、まさかこんな実力があるとは!


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